1999年 7月 26日 団体戦て...
先々週はデ杯、先週はフェド杯と国別対抗戦が続きました。このような団体戦に関して、前々から釈然としない思いがありました。それは5戦して3勝した方が勝ちというルールなのですが、シングルス4とダブルス1をたった2人の選手で戦っても良いというシステムです。 2人でも団体と言えないことはないのでしょうが、国の総合力を競うという主旨であれば、たった2人で勝ちあがっていけるというシステムは、ちょっと無理があるように感じます。日本では、インターハイが昨年からシステムが変わり、シングルスとダブルスは兼ねることができないようになりました。こちらのシステムの方が団体戦としては主旨に合っているように思います。 サービスレットを廃止しよう、ノーアド方式を採用しよう、はてはコートサーフェスによって、ボールの大きさを変えよう、という話は出てきますが団体戦のシステムを変えようという声は全く聞こえてきません。私には、これが不思議でなりません。
アズメディアカップまではトーナメントを観戦する機会がありません。BBSの方ではそこそこ盛り上がっているので、そちらの方をのぞいてください。今週はついにパットが1位になりました。トップ10と日本選手の最新ランキングを載せておきます。貴男くんとゴーイチくんが肉薄してきました。金子くんは再び日本選手3位に返り咲きです。
Prev. Tot Rank Week Pts 1 Rafter, Patrick (AUS) 2 3673 2 Sampras, Pete (USA) 3 3594 3 Agassi, Andre (USA) 1 3467 4 Kafelnikov, Yevgeny (RUS) 4 3212 5 Henman, Tim (GBR) 6 2690 6 Kuerten, Gustavo (BRA) 5 2451 7 Krajicek, Richard (NED) 7 2431 8 Corretja, Alex (ESP) 14 2345 9 Martin, Todd (USA) 8 2332 10 Rusedski, Greg (GBR) 10 2307 162 Suzuki, Takao 162 277 174 Motomura, Goichi 203 248 284 Kaneko, Hideki 292 139 297 Terachi, Takahiro 249 129 314 Iwabuchi, Satoshi 312 120 376 Ishii, Yaoki 368 91 449 Masuda, Kentaro 451 65 475 Matsushita, Akira 410 57 525 Yamamoto, Yasufumi 510 46 550 Onoda, Michihisa 506 41 586 Miyachi, Kotaro 405 34 656 Iwami, Tasuka 586 25 675 Chaen, Tetsuya 672 23 696 Shimada, Thomas 694 21 729 Tanaka, Yoshinobu 695 18 789 Takada, Mitsuru 791 14 805 Tsujino, Ryuso 704 13 952 Tokumaru, Masashi 788 8 965 Ando, Masayuki 851 7 1018 Oki, Ryo 1013 6 1036 Ishigami, Riki 924 6 1092 Nakase, Yasutomo 890 5 1097 Yamamato, Kenji 1096 4 1130 Sakamoto, Mahashide 1132 4 1161 Arimoto, Naoki 1048 3 1161 Taguchi, Ryota 1166 3 1199 Kato, Toshiharu 1153 3 1205 Sato, Hiroyasu 949 3 1205 Sugai, Alex 1158 3 1244 Ishii, Hiroki 1245 2 1244 Sugiyama, Norikazu 1245 2 1313 Dono, Yamato 1314 1 1313 Fukuda, Katsushi 1314 1 1313 Ishiura, Junichi 1314 1 1313 Kikusui, Taketo 1314 1 1313 Kondo, Hiroki 1314 1 1313 Motomora, Koji 1202 1 1313 Matsui, Toshihide 1314 1 1313 Oyama, Yuji 1314 1 1313 Tanikawa, Yoshio 1314 1 1313 Tanaka, Mitsuru 1314 1 1313 Tsuchiya, Tetsushi 1314 1
1999年 7月 14日 グラフ引退?
今朝の新聞にいきなり「グラフ引退」の見出しが躍っていました。確か数日前に「グラフ、全米オープンには出場」という微妙な言い回しの記事があったはずです。この手の引退という記事に対して、欧米人と日本人とでは受け取り方がまったく違うようです。日本人の場合、引退というと妙に悲壮感があって、潔くスパッと辞めることがよしとされます。カンバックでもしようものなら、何を言われるかわかりません。ぱっと咲いてぱっと散る桜を好む、日本人ならではの発想だと思います。伊達しかり、松岡しかり。
ところが欧米人というのは引退ということに関しては実に寛容です。一旦引退を表明しても、しばらくしてカンバックした時には、よくぞ戻ってきたとばかりに大歓迎します。マイケル・ジョーダンしかり、ベッカーしかり。ベッカーなどは意地悪な記者の質問にも平然として答えます。今年のウィンブルドン後、引退を宣言した時のインタビュー。「昨年引退を宣言したのではないか、今回は本当に引退するのか?」という記者の質問に対して、ベッカーの答えは「昨年は99%引退するつもりだった、今回は100%だ。」つまり、次回はまた99%にも98%にもなるかもしれないということだろうと思います。
グラフが引退するといって嘆いているグラフファンの皆さん、心配することはありません。まだグラフは100%とは言ってません。きっと、まだまだ見られるでしょう。
グラフといえば、今年の東レPPOでヒンギスに負けたあたりから、ずいぶん表情が変わっていったように思います。以前の求道士のような緊張感は影をひそめ、どこかテニスを楽しもうという姿勢が感じられます。フレンチ・オープンでは観客のウェーブに加わったり、ウィンブルドンのミックスではマッケンローがラケットを投げつけたら、グラフもまねして投げつけたり、何かの呪縛から解き放たれたように見えました。もしかしてそれは彼女自身が自分に課していた呪縛だったのかもしれません。
そうこうしているうちに、夕方には「グラフ引退」は誤報というニュース。やれやれ...
1999年 7月 4日 サテライトサーキット終わる
4週間にわたる、今では唯一となってしまったジャパン・サテライト・サーキットが終わりました。最後のマスターズは今日と昨日の2日間行きました。もっとも昨日は雨で試合はできませんでした。今日は梅雨の中休みとなり、真夏の太陽が照りつける中、予定通りシングルスとダブルスの決勝が行われました。
シングルス決勝 マーク・ニールセン(4) 6-3, 6-2 寺地貴弘(3)
ダブルス決勝 辻野隆三/岩見亮(2) 6-3, 6-3 ライアン・イデタ/アレックス・須貝(4)試合が終わってから選手・関係者がフェアウェル・パーティをやっている傍らで、サポーターも集まってささやかな打ち上げをやりました。(みんなで昼めし食っただけですが)
ライアンとアレックスが、副賞でもらったミネラルウォーターを持って帰るのが大変なので、みんなで分けて、ということになりました。私は車だったので20缶ほどもらい、おまけにパーティで余った缶ビールまでいただく始末。こりゃもうけ!と喜んだのもつかの間、帰りがけに車をバックさせる時、鉄柱があることに気づかず、車のボディーをへこましてしまいました。好事魔多しとはよく言ったものです。トホホのホ...
惜しい!ライアンが髪を緑色に染めとけば「信号機」が完成していたのに。黒はライアン・イデタ、黄(金)はマーク・ニールセン、赤はアレックス・須貝。雨待ちのあいだ、私が持っていった写真のコレクションを見ているところです。
きれいどころ?にメダルを首にかけてもらい、感激の様子の寺地くんです。おい、おい...
最後の最後で優勝した、辻野・岩見ペア。「いちばんベテランが優勝するのって、まずくないですか。」辻野くんの優勝者の弁でした。
見送るファンのスナップを逆撮りするアレックス。私服に着替えるととてもテニス選手には見えません。私なら、道で出会ったら、きっと目をそらします。